Googleレビューが削除できる条件とは?
Googleレビューはすべての口コミが削除できるわけではありません。Googleが定める「禁止および制限されているコンテンツ」のポリシーに違反している場合に限り、削除申請が認められます。
削除が認められやすい口コミの主な条件は以下の通りです。
| 削除されやすいケース | 具体例 |
|---|---|
| スパムや虚偽のコンテンツ | 実際に来店・利用していない人物による投稿、同一人物による複数投稿 |
| 不適切なコンテンツ | 差別的な表現、性的なコンテンツ、暴力的な表現を含む投稿 |
| 個人情報の掲載 | 住所・電話番号・氏名などの個人情報が含まれる投稿 |
| 利益相反 | 競合他社や元従業員による嫌がらせ目的の投稿 |
| 法的問題のあるコンテンツ | 名誉毀損にあたる明らかな虚偽の事実の記載 |
一方、「サービスが悪かった」「対応が不親切だった」といった主観的な感想は、たとえ事実と異なると感じても削除されないケースがほとんどです。
削除されやすい具体例 vs 削除されにくい例
| 削除される可能性が高い | 削除されない可能性が高い |
|---|---|
| 「△△社に勤める田中太郎は詐欺師です」 | 「このお店のサービス態度は最悪でした」 |
| 「営業時間 9時と嘘をついてきた」(営業時間が10時の場合) | 「接客が不愛想で残念です」 |
| 個人の本名・住所・電話番号を記載 | 「品質の割に価格が高い」 |
| 「この会社は違法営業をしています」(根拠なし) | 「同じ内容で満足できませんでした」 |
方法1:Googleへの削除申請(フラグ申告)
最初に試みるべきは、Googleのレビュー報告機能を使った削除申請です。費用はかかりませんが、Googleが削除するかどうかの判断はGoogleに委ねられます。
問題のレビューを見つける
Googleマップで自社のビジネスページを開き、削除したいレビューを表示します。
「報告」ボタンをクリック
レビューの右上にある「…(その他)」アイコンをクリックし、「レビューを報告」を選択します。
違反カテゴリを選択して送信
「スパムまたは虚偽のコンテンツ」「不適切なコンテンツ」など、該当する違反カテゴリを選択して送信します。
Googleビジネスプロフィールからも申請
Googleビジネスプロフィールのオーナーであれば、管理画面からも削除申請が可能です。管理画面の「レビュー」から対象のレビューを選び、「不適切なレビューとして報告」をクリックします。
申請後、通常数日〜数週間でGoogleから審査結果が通知されます。削除が認められない場合は、次の方法を検討します。
方法2:Googleへの異議申し立て・再申請
一度削除申請が却下された場合でも、諦めずに再申請することが重要です。Googleのポリシー違反を具体的に示す証拠(スクリーンショット、競合他社との関係を示す情報など)を添えて、より詳細な説明とともに再申請することで、削除が認められるケースもあります。
また、Googleビジネスプロフィールのサポートに直接連絡し、問題のレビューについて説明することも有効な手段です。
方法3:法的手続きによる削除
Googleへの申請で削除されない場合、または明らかな名誉毀損・業務妨害にあたる場合は、法的手続きを検討します。
送信防止措置請求(仮処分)
弁護士を通じて、裁判所にGoogleに対する削除命令(仮処分)を申し立てます。裁判所が申し立てを認めれば、Googleは問題のレビューを削除する義務を負います。
発信者情報開示請求
匿名の投稿者を特定し、損害賠償請求や刑事告訴(名誉毀損罪)を行うための手続きです。2022年のプロバイダ責任制限法改正により、以前よりも手続きが簡略化されました。
| 手続き | 期間の目安 | 費用の目安 |
|---|---|---|
| Googleへの削除申請 | 数日〜数週間 | 無料 |
| 仮処分申し立て | 1〜3ヶ月 | 弁護士費用:数十万円〜 |
| 発信者情報開示請求 | 数ヶ月〜1年 | 弁護士費用:数十万円〜 |
削除できない場合の対策:逆SEOとポジティブ口コミの増加
残念ながら、すべての悪質レビューが削除できるわけではありません。削除が難しい場合でも、以下の対策で被害を最小限に抑えることができます。
- ポジティブな口コミを増やす:満足度の高い顧客に口コミ投稿をお願いし、全体の評価を改善します。
- オーナーとして公式返信を行う:Googleビジネスプロフィールからレビューに返信し、誠実な対応姿勢を示します。
- 逆SEO対策:自社のポジティブなコンテンツを強化し、ネガティブな情報が検索結果で目立たなくなるよう対策します。
よくある質問
Q. Googleレビューは必ず削除してもらえますか?
A. ポリシー違反が明確な場合(スパム、虚偽、差別表現、個人情報掲載)は削除される可能性が80%以上です。一方、「対応が遅かった」「価格が高い」といった意見だけの口コミは、事実との一致有無にかかわらず削除されません。むしろ重要なのは、削除申請の理由の書き方です。「虚偽」ではなく「営業時間の記載が実際と異なります」と具体的に示すと成功率が上がります。
Q. 削除申請にかかる期間はどのくらいですか?
A. Googleへの報告は数時間で受理されますが、Googleの審査期間は3日〜3週間が目安です。明らかに削除基準に違反しているレビューなら1週間以内に削除されることが多いです。却下された場合、再申請は異なる違反理由を記載することで成功率が上がります。
Q. 匿名のレビューでも投稿者を特定できますか?
A. 名誉毀損や業務妨害に該当する明確な虚偽内容の場合、弁護士経由で発信者情報開示請求が可能です。ただし費用は数十万円、期間は数ヶ月かかります。投稿者を特定するより先に、Googleへの削除申請を複数回試みることをお勧めします。
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